花嫁修業?

「あ、エステル何か作ってるー! 何作ってんの?」
「えーと、プリンです」
「プリン?」
「はい。わからないところはジュディスに訊いてるんですけど」
「ジュディスに?」
「ええ。手も空いていたしね」
「ふーん……」
「なんです? カロル」
「え? ううん、……たださ、プリンとか作るのってユーリも得意だったのになぁって」
「えっ!?」
「そうね。むしろ甘いものは彼の担当分野ね」
「ええっ!?」
「なのにジュディスに習うんだなぁって。ジュディスもすっごく料理上手だから、わかるけど」
「あら、ありがとう」
「あ、あの、えと……ほら、ユーリすごく忙しいみたいだから!」
「え? さっきあっちで昼寝してたよ? ラピード枕にして」
「……じゃなくて、忙しくて疲れてるみたいだから、甘いものをって思ったんです!」
「ふふ、そういうことよ」
「そっかー。疲れたときには甘いもの食べるといいんだっけ」
「そうです、疲れたときには甘いものを、です!」
「いいなー、プリン。僕もちょっと食べたいな」
「大丈夫です、ちゃんとみんなの分もありますから。……ユーリのほど、美味しくないと思いますけど」
「そんなことないよ! じゃ、楽しみにしてるねー!」
「はい、待っててくださいね!」
「……ふふ」
「な、なんです? ジュディス」
「ごめんなさい、なんだか可愛くて」
「か、可愛い、です?」
「ええ。カロルがまだ幼くてよかったわね」
「??」
「さ、続きをしましょうか」
「? はい」
「せっかくの花嫁修業だもの、未来の旦那様のためにも成果はまとめておかないとね」
「ジュディスっ!?」

旦那さまが料理上手だと奥さまは大変です?みたいな
[2008.9.7/2008.11.23 log]

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