椿のケータイをぱかぱかしてた達海、何かに気付いた模様。
「ん?」
「? どうかしたッスか」
「ねえ椿、この画面のって写真?」
「!!」
「これプライベートショットだよね」
「え、あ、う」
「この左っかわのお前だよね」
「ううう」
「じゃあこの右っかわの女誰?」
「うわあああ! ちがっ、あの、返してください!」
「やだ。教えてくれたら返す。だいたい違うってなんなの。え、何これもしかして男?」
「違いますっ! そういうんじゃなくて! と、とにかく返してください達海さんっ!」
「やーだー。やっぱこれお前の彼女かなんか?」
「達海さーん!」
「へー。ちょっと気ぃ強そうだけどかわいいんでねえの」
「あ、ありがとうございます……じゃなくって!」
「でもさー、なーんかどっかで見たような顔なんだよね」
「え?」
「どこで見たんだっけなー……」
「え、えと、達海さん、ケータイ……」
「あっ!」
「うわっ!?」
「そーだそーだ、似てんだ。あいつに似てんだわ。あーすっきりした」
「あ、あいつ?」
「うん。近くに東東京って居酒屋があんだけど」
(東東京? あれ、それって確か会長の)
「そこの娘がね、まだちっこいんだけど、こんな感じの顔してんの」
「!! それって!」
「うん?」
「! あ、いや、な、ななななんでもないッス!!」
「そーお?」
「ウス!」
(有里がでかくなったらこんな感じになんのかなー)
(有里さん、子どものころから達海さんと知り合いだったのー!?)
"これだーれ?"
彼女と撮った写真をこっそり待ち画。かーわい!
[2010.6.16]