タイムマシン199X (3)

 椿のケータイをぱかぱかしてた達海、何かに気付いた模様。

「ん?」
「? どうかしたッスか」
「ねえ椿、この画面のって写真?」
「!!」
「これプライベートショットだよね」
「え、あ、う」
「この左っかわのお前だよね」
「ううう」
「じゃあこの右っかわの女誰?」
「うわあああ! ちがっ、あの、返してください!」
「やだ。教えてくれたら返す。だいたい違うってなんなの。え、何これもしかして男?」
「違いますっ! そういうんじゃなくて! と、とにかく返してください達海さんっ!」
「やーだー。やっぱこれお前の彼女かなんか?」
「達海さーん!」
「へー。ちょっと気ぃ強そうだけどかわいいんでねえの」
「あ、ありがとうございます……じゃなくって!」
「でもさー、なーんかどっかで見たような顔なんだよね」
「え?」
「どこで見たんだっけなー……」
「え、えと、達海さん、ケータイ……」
「あっ!」
「うわっ!?」
「そーだそーだ、似てんだ。あいつに似てんだわ。あーすっきりした」
「あ、あいつ?」
「うん。近くに東東京って居酒屋があんだけど」
(東東京? あれ、それって確か会長の)
「そこの娘がね、まだちっこいんだけど、こんな感じの顔してんの」
「!! それって!」
「うん?」
「! あ、いや、な、ななななんでもないッス!!」
「そーお?」
「ウス!」
(有里がでかくなったらこんな感じになんのかなー)
(有里さん、子どものころから達海さんと知り合いだったのー!?)

"これだーれ?"
彼女と撮った写真をこっそり待ち画。かーわい!
[2010.6.16]

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